活性汚泥

活性汚泥とは

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活性汚泥とはどういうものかすごく単純に言えば微生物の塊です。汚泥と言っても一般的な泥だけではありません。この活性汚泥を下水などの汚水の中に入れることにより微生物が汚れの原因である物質を食べてくれますから浄化作用が期待できます。ようするに活性汚泥とは微生物を下水処理のために人為的に育成する微生物群のことを言います。人為的・工学的に培養・育成された好気性微生物群が主に浮遊性有機汚泥の総称で、排水,汚水の浄化手段として下水処理場やし尿処理場や浄化槽などで利用されています。活性汚泥のほかに浮遊物などを含んだ廃棄物の場合は汚泥と呼ばれています。

活性汚泥法

活性汚泥法における下水処理法の仕組みですが下水処理場で富栄養状態によって赤潮などが発生した場合にその原因である窒素やリンの除去が行われていますがそのうちのひとつに標準活性汚泥法があるのです。あれはどうやって窒素とリンやスカム(水面に浮いた油や固形物など)を除去しているのでしょうか?他にも高度処理法(嫌気法−無酸素法−好気法)があり嫌気、無酸素、好気はそれぞれどのような役割があるのでしょう?標準活性汚泥法では窒素やリンを十分に取り除くことができないのです。ただスカムに関して言うならば工程の中で除去できます。高度処理法に関しては土浦市が作成しているサイトが最も参考になります。疑問に思うのですがβーナフトールを活性汚泥法処理しないのはなんででしょうか?β-ナフトールを活性汚泥法処理しない理由はβ-ナフトールが活性汚泥中の微生物に悪影響を与えるといわれているからです

活性汚泥法排水処理

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汚水と雨水排水処理についてですが汚水は近くの浄化処理された後に川へ放流されているのでしょうか?そんなことはなく汚水は下水処理場で処理されています。それから川や海に放流されるという仕組みです。下水処理場は各市町村に必ずあるものではありません。隣接する地域の汚水を集め一箇所で処理することもあります。これを流域下水道と呼びます。汚水処理にはほとんどのケースで微生物による処理(活性汚泥法などですね)を行います。近年水質基準の強化によって今までの処理に加えて脱リンや脱窒素の処理を施しております。

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